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〒781-1301 高知県高岡郡越知町越知甲1662
当院の消化器外科では、診断から治療までを行なっております。診断するための検査として、胃カメラ、大腸内視鏡、腹部エコー、 CT、 MRI等を行なっております。特に胃カメラ、大腸内視鏡では大変な思いを経験して、もう絶対にいやだと思っている人がたくさんいるのではないでしょうか。
当院ではそんな患者さんの苦痛を最小限にするように務めております。
外科的な治療として、従来の手術法はもとより、最近は患者さんに負担の少ない内視鏡による手術を積極的に取り入れております。また、最もホットなトピックスとして、
内痔核の治療をリガシュアという器械を使って手術を行なっております。これを使うことによって従来の手術よりも時間を短く、出血を少なく、術後の痛みを少なくすることが
可能となりました。痔で悩んでいる方はどうかお気軽に当院へ御相談ください。
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図1/経口挿入 | 図2/経鼻挿入 | 図3/下の小さい方が 経鼻内視鏡用 |
胃や食道を直接、目で見ることができる経口内視鏡検査(俗に言う胃カメラ)は、胃潰瘍や胃ガン・食道ガンの診察に不可決のものである。
しかしながら、太くてかたくて長い管を口から飲み込むのには非常な苦痛が伴い、経口内視鏡検査は辛い・苦しい検査…というイメージがある。内視鏡検査と聞くだけで
「もう二度と受けたくない」という被験者も少なくない。
通常の経口内視鏡検査では、検査中に内視鏡が舌根部に触れることで咽頭反射が起こり「オエッ」という吐き気を催すことがしばしばみられる。経鼻内視鏡検査
(以下、経鼻的検査)は、鼻腔を通って食道に入って行く為、内視鏡挿入部が舌根部に触れることが無く咽頭反射はほとんど無くなる。(図1、2)
また、鼻から挿入する経鼻的検査のメリットとして、検査中も会話が可能であることが挙げられる。検査中、被験者は内視鏡画像を見ながら、術者は所見を説明
しながら常に会話を交わしている。「苦しくないか、気になることはないか」など、様々なことを被検者に話しかけている。時には雑談まですることもある。この会話により
緊張していた被検者も徐々にリラックスしていき、信頼関係も生まれ安全な検査が可能となるのです。
経鼻内視鏡にはその他にも様々な利点がありますので順番に説明しましょう。経口内視鏡の場合直径は8ミリですが、経鼻内視鏡では5.9ミリです。(図3)この2ミリという
差は鼻腔(鼻の穴)という狭い通路にとっては極めて大きいことです。その上、経鼻内視鏡は鼻腔に適したしなやかな管ですのでスムーズに挿入できます。
また、小回りが利き、食道や十二指腸のような細かい器官の中でも管の反転操作(宙返り)ができます。このため経口内視鏡では困難とされる咽頭や喉頭の観察も詳細に
できます。管の先端が上下左右、四方向に曲がるので広い視野が得られ小さい病変を見逃しません。
そのうえ、直径が2ミリ細くなったことで、安全性が格段に向上しました。咽頭麻酔の為の薬の量はそれまでの半分ですむようになりました。鎮痛剤による全身麻酔は
しなくてもよくなり、胃腸の動きをおさえる鎮痙剤(けいれんを鎮める薬)の注射もいりません。内視鏡による医療事故の大半を占めるこれらの薬を使用しないまたは半減することで
事故の確率は格段に低くなりました。安全度は経口内視鏡の10倍以上だとされています。経口内視鏡と経鼻内視鏡のがんの発見率を比較したところ、発見率が遜色無いどころか
経鼻内視鏡のほうがずっと成績がよいことが過去の検査実績で実証されています。
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